摂食障害には主に神経性無食欲症と神経性過食症の２つの病態があります。しかし拒食症患者が過食症へと症状を変えたり、過食症患者が拒食症へと変わったりします。拒食症と過食症は全く別の疾患ではなく、相互に移行したり重複したりするような病態であり、その患者は非常に多様でその病像も複雑です。

症状

神経性無食欲症（拒食症）

無食欲　やせ　無月経　活発　活動的　治療を拒否する
どんなに痩せていても自分が異常だとは認めない

神経性過食症（過食症）

過食行動を頻繁にくり返す
過食直後に嘔吐あるいは下剤を乱用する浄化行動が見られる
無気力　抑うつ的　自分が異常だと自覚している

原因

 過激なダイエット　肉親の死などの精神的ショック　生活環境の変化などによる過度のストレス　個人心理学的因子、生物学的因子、家族因子、社会文化的因子などが相互に複雑に関連していると理解されています。

そして、摂食障害においては、家族関係、家庭環境が特に問題となります。特に、母親との関係が問題となることが多いようです。家族関係は摂食障害にとって、大きな原因の１つです。よく言われるのは、母親からの愛情不足ということです。また、父親が暴力を振るったり、アルコール中毒など、いわゆるアダルトチルドレンの場合も、摂食障害になりやすいです。幼児期というのは、人格形成に大きな影響を持つ時期ですから、このような家族の場合、子供への影響はどうしても大きく悪い方向に出てしまいます　　
　

 治療法

 行ったこと

18年の病歴を持っています。病状も時と共に形を変えたりしていま

す。服薬　通院、入院もしましたが、何も効果はありませんでした。

破壊的行動を止めることが出来ず、自己嫌悪とうつ状態以外の

時間しか存在しない時期を経て次第にあきらめに近い感情と、

隠し続ける信念を持つ様になりました。

時は病と共に過ぎ、治す希望も完全に捨てていましたが、

忘れ去られた記憶の、突然の復活と、6ヶ月の重度のうつ症状と、

パニック発作、解離状態を経験し、錯乱

その症状の為通院した事によって少しずつではあるのですが

大分変わる事が出来てきました。変わると云うよりは　「気付く」

また「認める」「認識する」と云った表現が一番近いのですが…

摂食障害は全く違う個人個人の背景があるのだと思います。

自分自身が何を思って生きてきたかを多少ではありますが発見

することが出来ました。まだ認めきれない感情が存在していて、

しかし多分一生認めない部分の確証も感じていたりします。

ただ「そこ」に気付く事。個人的な内容は控えていますが、誰もが

持っている自分の「心」に気付く。

当たり前のことを出来ずに過ぎてしまった「時」を　自らが

受け入れていく事で行動は大差なくとも心の大きな変化を感じま

した。投薬治療も適切な物を頂けて、あれだけ嫌がっていた

カウンセリングも受け、自分に合うカウンセラーの方に担当して頂け

た事に強い喜びと感謝をしています。

(偏見の目を持つ自分、人に聞いてもらう事など無いと自信を持っている自分、自分の問題だと更に自己嫌悪する自分、なぜ毛嫌いしていたのか。気付きたくなかったのか認めたくなかったのか…このページを見ている方。感じていませんか？嫌なものの本当の理由があったりします)

完全で無くてもいい。「完治」なんて考えずに生き過ごしやすい自分

の為に焦らずあきらめず、ゆっくりと　自分の心も受け入れる事。

思いやる事。自分の心も聞いてあげること。責めない事。

症状は半分の割合で軽減しました。