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摂食障害

摂食障害(Eating Disorders:ED)

1.摂食障害とは
食行動の異常を主な症状とする疾患。
拒食症・過食症をメインとし、さまざまな病態が存在する。

神経性食欲不振症(拒食症)(Anorexia Nervosa:AN)

何らかの理由で食べられなかったり、食べなくなってやせてしまい、健康を害する病気である。若い女性(平均年齢18才)によくみられる。
【典型例の経過】
ダイエットを開始 →   ダイエットを続けるうちに自分をコントロ−ルできるという過信が生まれてくる →  体重を減らすためのさまざまな行動が加わる →   健康を損なう 
【厚生省研究班の診断基準 1990】
1)標準体重の−20%以上のやせ  
2)食行動の異常(不食・大食・隠れ食い など)  
3)体重や体型について歪んだ認識(体重増加に対する極端な恐怖など)  
4)発症年齢:30才以下  
5)無月経(女性の場合) 
6)やせの原因と考えられる器質的疾患がない   
【15歳以上での標準体重換算法】
身長160cm以上:〔身長(cm)−100〕×0.9 (kg)
身長150cm以下:〔身長(cm)−100〕(kg)
身長150cm〜160cm:50+〔身長(cm)−150〕×0.4 (kg)
BMI(body-mass index)=体重(kg)/〔身長(m)〕^2
【AN患者の身体徴候】
・ 極度のるいそうがみられる。末松らの調査によると、最小体重の平均値は33.7kgである。
・ 無月経がみられる。
・ 皮膚は通常乾燥し弾力性を失っており、時に黄染している。
・ 浮腫がみられることがある。
・ 飢餓のため、産毛が主に背中や四肢に密生する。髪はもろく抜けやすくなるが、恥毛と腋毛は正常であることが多い。
・ 歯は慢性の栄養失調のために変色し、エナメル質の腐食がみられる症例がある。
・ 低体温、徐脈、低血圧はしばしば認められる。収縮期圧が80mmHg以下になることもまれではない。

神経性過食症(過食症)(Bulimia Nervosa:BN)

むちゃ食いと、その後のパ−ジング(自己誘発性嘔吐,下剤・利尿剤乱用など)が特徴である。ANの近縁疾患であり、最近AN患者の50%以上がBNを合併すると言われている。 
【典型例の経過】
ダイエットを開始 →  食べ過ぎが始まる →   体重増加に対する極端な恐怖 →  パ−ジングを思いつく →  後悔、自己嫌悪、空腹感など →  むちゃ食い →   習慣化する
【BN患者の身体徴候】
・ 自己誘発性嘔吐を伴う症例では、しばしば右手背の第1指、第2指の付け根に「吐きだこ」がみられる。
・ 唾液腺の腫脹。特に耳下腺と顎下腺の腫脹がみられる。通常、両側性で無痛性である。唾液腺腫脹の機序は不明であるが、むちゃ食いや嘔吐と関連していると考えられている。食行動異常の正常化後も数ヶ月間持続する。
・ 齲歯。大量の炭水化物の摂取と頻回の自己誘発性嘔吐による胃液の逆流のために、特に歯の裏側によくみられる。

2.有病率
・ AN : 0.1〜0,2%
・ BN : 1〜2%

3.飢え(=低体重)の影響

【食物に対する態度と行動】
・ 食物のことで頭が一杯になる。レシピ−、料理本、メニュ−などを集める
・ 普通ではない食習慣。気晴らし食い
【情緒的および社会的な変化】
・ うつ状態、不安、イライラ、怒り、情緒不安定、社会からのひきこもり
【認知的変化】
・ 集中力の低下、判断力の低下、無気力
【身体的変化】
・ 不眠、脱力、消化管障害、音や光に対する過敏性、浮腫、低体温、無月経

4.摂食障害の原因
摂食障害の原因についてさまざまなことが言われているが、今のところ単一の病因は見つかっていない。個人心理学的因子、生物学的因子、家族因子、社会文化的因子などが相互に複雑に関連していると理解されている。 

5.治療
患者は自分の状態についての自覚が乏しいので、治療を受けることに対する抵抗が強く、治療への導入は困難である。とても頑固に見えるが健康な人の頑固さと異なり、心の奥底には挫折感や空虚感といったものが隠されている。
治療は、このような患者の気持ちを理解しようと努め、辛抱強く本人の健康な部分に働きかけながら行う。 飢餓状態などのために身体的問題やそれに伴う精神的問題も生じているため、心身両面からバランスのとれた治療が必要である。
治療には,身体療法(栄養補給法など)、精神力動的精神療法、認知行動療法、行動療法、家族療法、集団療法、薬物療法などがある。 
【行動療法】
ANの成立機序は行動論の立場から次のように考えられている。
準備因子として人格の問題が存在するところに、思春期の体型の変化や心理社会的ストレスなどの誘発因子が作用し、食行動異常という回避行動が生じる。不適応行動は、それにより葛藤状況が回避できたり、周囲の関心を集めるといったオペラント強化因子が作用することで持続、発展する。
行動療法では、症状を強化するオペラント因子を除去し、正常な食行動を強化する因子を加える技法が用いられる。体重や食行動の速やかな回復が得られる利点はあるが、準備因子としての人格の問題にアプローチするものではない。  
【認知行動療法】
認知行動療法は、
1)認知的活動が行動に影響を及ぼす
2)認知的活動は自己観察と変容が可能である
3)望ましい行動変容は認知的変容によって影響を受けうる
という3つの基本的仮説を共有する。
個人心理学的因子として、認知療法の観点から以下のような特徴があるとされている。
1)感情,思考,身体感覚などの内的体験に気づき,的確に反応する能力が不十分であること
2)自己評価が低く、そのために他者評価に自己評価を委ねる傾向があること
3)食物・体重・人間関係に関連した、極端・絶対的・価値判断的な固有の信念があること
 例:「体重が1kg増えたらもうおしまいだ」 「私はすべての人からよく思われなくてはならない」

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