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摂食障害
摂食障害の原因
摂食障害の直接の引き金は、ダイエットであることが多いようです。そしてそのうちダイエットがエスカレートし、いつの間にか摂食障害になっているというものです。でも、ダイエットは原因の1つだとは思うのですが、引き金であって、決してダイエットだけが原因ではありません。なぜならダイエットをしても摂食障害にならない人もいるし、摂食障害の人というのは、共通点が多いように思うからです。摂食障害は、ダイエットによって引き起こされる病気ですが、その病気の根本にある原因についてここで述べていきたいと思います。
摂食障害においては、家族関係、家庭環境が特に問題となります。特に、母親との関係が問題となることが多いようです。家族関係は摂食障害にとって、大きな原因の1つです。よく言われるのは、母親からの愛情不足ということです。また、父親が暴力を振るったり、アルコール中毒など、いわゆるアダルトチルドレンの場合も、摂食障害になりやすいです。幼児期というのは、人格形成に大きな影響を持つ時期ですから、このような家族の場合、子供への影響はどうしても大きく悪い方向に出てしまいます。
うちは普通の家庭だよ、という方もいると思います。でも、多くの場合、上記にあげたほどまで家庭崩壊が進んでいなくても、家族関係に何らかの問題があることが多いです。例を挙げてみると、家族内で会話がない、父親が亭主関白で母親を奴隷のようにこき使っている、母親が子供に過干渉である、父親が育児に参加しないなどが挙げられると思います。どうですか、あなたの場合はこれらに当てはまっていたでしょうか? 私の場合は、当てはまるところがいくつかあります。また、家族が子供に多くを望み、大きな期待をかけているというのも、摂食障害者の家族の大きな特徴だと思います。
あと、社会の痩せ賛美風潮というのも原因ではないでしょうか? テレビなどを見ていると、タレントの人などが平気で太っていることをバカにしていますよね? バラエティー番組などは、太っている人イコール笑われ役という役割でもあるかのようです。逆にダイエット番組などで、痩せイコール美しいという意識を一般の人に植え付けているようです。また、テレビ、雑誌に出ている、人気のある女性タレント、モデルなどは、痩せすぎの人が多いです。でも、実際は痩せすぎの人は、摂食障害だった、などということが多いのです。テレビ、雑誌などというのは、社会的責任のきわめて大きい存在なのですから、きちんと良識をもってほしいものだと思います。
他の原因としては、やはりダイエット、あと原因ではないのですが、性格なども摂食障害と関係あるようです。詳しくは後述します。
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